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シルク印刷とは?インクジェット印刷との違いを徹底比較!

オリジナルデザインのTシャツやトートバッグ、あるいは看板やステッカーなどを作りたいと考えたとき、「シルク印刷」という言葉を目にしたことはありませんか?
「名前はよく聞くけど、一体どんな印刷方法なんだろう?」
「インクジェット印刷やオフセット印刷とは、何が違うの?」
「自分の作りたいものには、どの印刷方法が一番合っているんだろう?」
そんな疑問をお持ちの方も多いはずです。印刷方法は仕上がりの美しさや耐久性、そしてコストに直結する重要な要素ですが、専門用語も多く、どれを選べば正解なのか分かりにくいのが実情です。
シルク印刷は、古くから愛される伝統的な印刷方法で、耐久性が高く鮮やかな発色が魅力です。しかしその一方で、版の作成が必要なため小ロットの注文には向かないといった、知っておくべき特徴もあります。
この記事では、シルク印刷の基本的な仕組みからメリット・デメリットまでを、初心者の方にも分かりやすく解説します。さらに、現代の印刷で主流となっているインクジェット印刷やそのほかの方法とも徹底的に比較し、あなたの目的(作りたいもの、枚数、デザイン)に合わせてどの印刷方法を選ぶべきかを明確にご紹介します。
最後までお読みいただければ、印刷方法の迷いがなくなり、予算や用途に合わせた最適な発注が自信を持ってできるようになるでしょう。
1. シルク印刷(シルクスクリーン印刷)とは?
シルク印刷(正式名称:シルクスクリーン印刷)は、布や金属、プラスチックなど多様な素材に対応できる、非常に汎用性の高い印刷技術です。Tシャツのプリントから工業製品の銘板まで、私たちの身の回りにある多くの製品に使われています。まずはその仕組みと特徴を深く理解しましょう。
1-1. シルク印刷の基本的な仕組み
シルク印刷の最大の特徴は、「版(スクリーン)」を使用することにあります。
かつては絹(シルク)が使われていたことからこの名がつきましたが、現在は耐久性と精度に優れた化学繊維(ポリエステルやナイロン)やステンレスのメッシュが主に使われています。このメッシュ状の素材を木や金属の枠に張り、インクを通したい部分(デザイン部分)だけメッシュの穴を開け、通したくない部分は塞ぐことで「版」を作ります。
印刷工程は以下のとおりです。
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印刷したい素材の上に「版」をセットします。
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版の上にインクを乗せます。
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「スキージー」と呼ばれるゴム製のヘラを使い、適度な圧力をかけながらインクを版の端から端まで移動させ(こすり付け)ます。
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版の穴が開いた部分からだけインクが押し出され、素材に付着して印刷が完了します。
この「版の穴からインクを押し出す」というシンプルな原理こそが、シルク印刷がさまざまな形状や素材に対応できる理由です。また、この工程を色ごとに行うことで、多色刷りのデザインを完成させます。
1-2. シルク印刷の3つのメリット
なぜシルク印刷は長年にわたり選ばれ続けているのでしょうか。主なメリットは「耐久性」「発色」「素材への対応力」の3点に集約されます。
① 圧倒的な耐久性
シルク印刷の最大の強みは、インクの塗膜が厚い点にあります。ほかの印刷方法に比べてしっかりとインクを乗せるため、こすれや洗浄に強く、簡単には剥がれません。そのため、頻繁に洗濯するTシャツや、雨風にさらされる屋外看板、長期間使用するステッカーなどに最適です。
色あせしにくいという点でも、長期的なコストパフォーマンスに優れています。
② 鮮やかな発色
インクを厚く盛ることができるため、下地の色(素材の色)の影響を受けにくいのも特徴です。例えば、黒や紺などの濃い色の生地に白や黄色などの明るい色を印刷しても、色が沈まずにくっきりと鮮やかに発色します。
また、金・銀・蛍光色といった特殊なインク(特色)も使用可能で、デザインのインパクトを強めたい場合に威力を発揮します。
③ 素材を選ばない多様性
「水と空気以外なら何にでも印刷できる」といわれるほど、対応できる素材が豊富です。紙や布はもちろん、プラスチック、金属、ガラス、木材、皮革など、硬いものから柔らかいものまで印刷可能です。また、平面だけでなく、円筒形のボトルや曲面への印刷に対応できる技術もあります。
1-3. シルク印刷の3つのデメリット
一方で、シルク印刷には不向きなケースもあります。発注前に知っておくべき注意点を見ていきましょう。
① 「版」の作成費用がかかる
シルク印刷には必ず「版」が必要です。1色につき1つの版を作る必要があるため、使用する色数が増えれば増えるほど、製版代(初期費用)が高くなります。例えば3色のデザインなら3つの版が必要となり、その分コストが加算されます。
② 小ロット生産は割高になる
製版代に初期費用がかかるため、数枚~数十枚の小ロットでは割高になります。しかし、一般的に1,000枚を超える量産では、インクジェット印刷と比較して30~40%コストを抑えられるケースが多く、作れば作るほど1枚あたりの単価が下がる「規模のメリット」が最大限に発揮されます。
③ 複雑な表現やグラデーションは苦手
版を使って色ごとにインクを乗せる仕組み上、写真のようなフルカラー表現や、色が滑らかに変化するグラデーション表現は苦手です。網点(ドット)を使って擬似的に表現することは可能ですが、インクジェット印刷のような滑らかさは出せません。また、多色刷りの場合、版の位置合わせ(見当合わせ)が難しく、わずかな「版ズレ」が起こるリスクもあります。
2. シルク印刷とインクジェット印刷の徹底比較

現代の印刷シーンにおいて、シルク印刷とよく比較されるのが「インクジェット印刷」です。それぞれの特性を理解し、使い分けることが成功の鍵です。ここでは比較表を用いて違いを明確にします。
2-1. 【比較表】何が違う?シルク印刷 vs インクジェット印刷
| 比較項目 | シルク印刷 | インクジェット印刷 |
| 版の作成 | 必要(色数分) | 不要 |
| 得意なロット | 大量生産(数十枚~) | 小ロット(1枚~) |
| コスト構造 | 初期費用が高いが、量産で単価安 | 初期費用なし、枚数比例の単価 |
| 色表現 | 単色・特色(ベタ塗り)が得意 | フルカラー・グラデーション・写真 |
| 発色・耐久性 | 非常に高い(厚盛り) | 普通(生地になじむ風合い) |
| 納期 | 版作成の時間が必要 | データがあれば即印刷可能(短納期) |
インクジェット印刷は、家庭用プリンターと同様に、CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の4色のインクを微細な霧状にして素材に直接吹き付ける方法です。版が不要なため、1枚からでも安価に作成でき、写真や複雑なグラデーションもデータどおりに美しく再現できます。
ただし、インクを生地に染み込ませるため、濃色生地への発色はシルク印刷に劣る場合があり、大量生産時のコストメリットは出にくい傾向があります。
2-2. オフセット印刷との違い
チラシやパンフレットなどで主流の「オフセット印刷」とも混同されがちですが、仕組みは異なります。
・オフセット印刷の仕組み
版から直接紙にインクを転写するのではなく、一度「ブランケット」と呼ばれるゴム製のローラーにインクを転写(オフ)し、そこから紙に印刷(セット)する方法です。
・主な違い
オフセット印刷は、主に「紙」への印刷に特化しています。非常に高精細で大量の印刷を高速に行うことができるため、雑誌、チラシ、カタログ、ポスターなどの商業印刷でもっとも使われています。一方、シルク印刷のように厚みのある素材や、紙以外の立体物への印刷には不向きです。
2-3. 転写印刷(シート熱転写)との違い
Tシャツプリントなどで使われるもう一つの手法に、シートを圧着する「転写印刷(シート熱転写)」があります。
転写印刷(シート熱転写)の仕組み
専用の転写シート(フィルム)にデザインを印刷し、それを熱と圧力で素材に圧着させる方法です。
メリットと違い
版が不要でフルカラー対応が容易な点はインクジェットと似ていますが、シートを貼り付けるため、印刷部分の通気性が損なわれたり、貼り付け感(ゴワつき)が出たりすることがあります。
昇華転写について
特殊なインクを熱で気化させて繊維自体を染める技術です。生地の風合いを損なわず耐久性は高いですが、「ポリエステル素材(白・淡色のみ)」にしかプリントできないという制約があります。綿素材や、黒・紺などの濃色生地には使用できません。
3. 目的別!あなたに最適な印刷方法の選び方
それぞれの特徴が分かったところで、具体的なシチュエーションに合わせて、どの印刷方法を選ぶべきかを見ていきましょう。
3-1. シルク印刷がおすすめなケース
シルク印刷を選ぶべきなのは、「同じデザインで数を多く作る」場合や、「耐久性を重視する」場合です。
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クラスTシャツやスタッフジャンパーの作成:30枚、50枚、100枚と同じデザインでウェアを作る場合、製版代を割っても1枚あたりの単価が圧倒的に安くなります。
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屋外看板やステッカー:直射日光や雨にさらされる場所で使用する場合、インクの耐久性が高いシルク印刷が必須です。
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ロゴなどのシンプルなデザイン:1色や2色のはっきりしたロゴマークなどを、くっきりと印刷したい場合に最適です。
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濃い色の素材への印刷:黒いTシャツに白い文字を印刷するなど、下地の色に負けない発色が求められる場合。
3-2. インクジェット印刷がおすすめなケース
インクジェット印刷を選ぶべきなのは、「小ロット」や「フルカラー表現」が必要な場合です。
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自分だけのオリジナルグッズ(1枚~):1枚だけ作りたい場合、シルク印刷では高額になりますが、インクジェットなら手頃な価格で作成できます。
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写真やイラストのプリント:お子様の写真、ペットの写真、複雑な配色のイラストなどをそのままTシャツやバッグにプリントしたい場合。
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急ぎのイベント用など短納期案件:版を作る時間がない場合でも、データさえあればすぐに印刷工程に入れるため、スピーディーな納品が可能です。
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色数が多いデザイン:何十色も使うカラフルなデザインの場合、シルク印刷では色数分の版代がかかりますが、インクジェットならコストは変わりません。
3-3. 用途別・推奨印刷方式ガイド
迷ったときは、以下の目安を参考にしてください。
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クラスTシャツ(大量・単色):シルク印刷
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アイドルの応援幕(1枚・フルカラー):インクジェット印刷
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会社のパンフレット(大量・紙):オフセット印刷
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企業のロゴ入りノベルティ(大量・ボールペン等):シルク印刷(またはパッド印刷)
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スポーツのユニフォーム(通気性・発色重視):昇華転写
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試作品のパッケージ(極小ロット):インクジェット印刷
4. 小ロット・短納期のインクジェット印刷なら「大阪美装」

「作りたいものは決まったけれど、どこに頼めばいいのか分からない」「1枚だけ作りたいけど、受けてくれる業者が少ない」とお悩みではありませんか?
そんなときは、株式会社大阪美装のサービスをご検討ください。大阪美装は、単なる印刷会社ではなく、昭和46年創業以来培ってきた「ものづくり力」と、最新のインターネット技術を融合させた、プロフェッショナルな製造企業です。
4-1. 昭和46年創業の「ものづくり力」と最新のインターネット技術
株式会社大阪美装の歴史は、昭和39年創業の「大阪色彩」から始まり、半世紀以上にわたり看板やディスプレイ製造で技術を磨いてきました。創業以来のモットーである「お客様第一」を掲げ、「良い商品を、早く、お値打ち価格で」提供するために、職人の手仕事と最新鋭の設備を融合させた独自の生産体制を構築しています。
特に「色を極める」という理念のもと、ISO9001認証も取得しており、品質管理には徹底したこだわりを持っています。大量生産だけでなく、現代の多様なニーズに応えるため、Eコマース(ネット通販)を通じた受注システムをいち早く導入し、年間6万件以上もの取引実績を誇ります。
4-2. 1冊からWEBで完結!契約書ファイル専門店「ファイルジャパン」
大阪美装が運営する「ファイルジャパン」は、契約書ファイルや証書ファイルに特化した専門サイトです。12,000社以上の法人との取引実績を持ち、累計1,400,000冊以上を販売してきました。
最大の特徴は「1冊から注文可能」という点です。従来、シルク印刷名入れなどのカスタムファイルは大口発注が前提でしたが、ファイルジャパンなら小規模事業者や個人事業主でも手軽にオリジナルファイルを作成できます。 さらに、専用ソフト不要の「WEBデザインシステム」を導入しており、ブラウザ上でシルク印刷名入れのレイアウトを簡単に作成・プレビュー可能です。在庫品は15時までの注文で即日発送、その他の商品も3営業日で出荷という短納期にも対応しています。
4-3. 不動産・士業のプロが選ぶ理由
ファイルジャパンは、不動産会社、司法書士事務所、税理士事務所、法律事務所など、契約書類を頻繁に扱う業界から特に支持されています。 選ばれる理由は、「手づくり品質」と「コストパフォーマンス」の両立にあります。自社工場での一貫生産体制により、ひとつひとつ丁寧に仕上げながらも、10冊以上の注文には数量割引が適用され、大口になるほどお得になります。レザータイプからポリプロピレン製まで幅広い素材・価格帯を用意しており、762円(税込)からオリジナルファイルを作成できます。
(※価格は2025年12月時点です。最新価格は公式サイトをご確認ください)
契約書ファイル、証書ファイル、鑑定書ファイルなど用途別のラインナップに加え、専用の内袋や封筒、紙袋といった関連アイテムもワンストップで揃うため、顧客への書類提示まで一貫したブランドイメージを演出できます。
まとめ
この記事では、シルク印刷の仕組みからメリット・デメリット、さらにインクジェット印刷やオフセット印刷との違いについて詳しく解説しました。
シルク印刷は、耐久性や鮮やかな発色に優れた素晴らしい印刷方法ですが、「版」が必要なため、同じデザインを大量に生産するシーンでもっとも輝きます。一方で、「1枚だけ作りたい」「フルカラーの写真を使いたい」「すぐに手元に欲しい」といったニーズには、版が不要でスピーディーなインクジェット印刷が最適です。
重要なのは、あなたの「作りたいもの」と「条件(枚数、予算、納期)」に合わせて、賢く使い分けることです。
株式会社大阪美装では、長年培った「ものづくり力」を活かし、契約書ファイル専門店「ファイルジャパン」を運営しています。1冊からの小ロットやシルク印刷名入れ、短納期のご要望にも柔軟に対応可能です。
印刷方法で迷われた際は、ぜひ一度、大阪美装にご相談ください。あなたの想いをカタチにする最適なプランをご提案します。

